2008年 03月 22日
フォンダンショコラ |
ある方から西元町のエトワール・ドゥ・神戸のフォンダンショコラのお話を
聞いて、「へえ~?・・・あんな地味な商店街のケーキ屋さんで、
美味しい物があるのかしら?」と、疑いつつ・・・
(地元の皆さん ごめんなさい)
「そのケーキは、うす~~く切って、塩をぱらぱらと塗して食べるんですよ・・・」
と、おっしゃるので益々興味が沸いて、自称ショコラ研究家としては、
試さない訳にはいかなくなりました。(笑)
”とろけるチョコレートケーキ”と、言う意味を持つ
フォンダンショコラは、同量のチョコ、バター、卵、砂糖に極少量の粉を加えた
だけのシンプルな配合で出来ています。
もとは、レストランの料理人が作るデザートとして、始まったケーキで、
パテシエの作る繊細なお菓子とは違い、比較的大雑把な配合であったと
されています。
こちらのパテシエさんは、仏ミッシェルクルイゼル社のプレミアムショコラを使い、
バターは北海道の発酵バター、淡路島の有機自然卵、
すべての材料を丁寧に混ぜ合わせ湯煎したオーブンで一時間じっくりと焼き上げ、
冷蔵庫で一晩寝かせて作るそうです。
召し上がるときは、薄く切り分け地中海を望むローヌ河口、カマルグの
精製していない天日塩を振りかけて頂きます。
(オーナーシェフ 小田友彦さんのお言葉。)
元町や三宮で人気のケーキ屋さんはいくらでもありますが、
地味な商店街の中にも、こんな素敵なデザートを作っているパテシエさんが
いらっしゃます。
いつまでも地元で愛され続けて欲しいと願うケーキ屋さんでした。
by hieh
| 2008-03-22 20:30
| デザートケーキ